まことの神を知らぬ民 (Tune: GREENVILLE) (会衆賛美用 荘厳な礼拝向け編曲 (F調、Eb調、D調)) - 伝統讃美歌 (Hymn)

演奏動画
難易度: 中級
1 ページ数
主要情報
- 楽器 1
- ピアノ
- ページ数
- 1
- 難易度
- 中級
- 楽譜の種類
- 2段楽譜
- 編成
- ソロ
- 歌詞有無
- 有り
- コード有無
- 有り

讃美歌集の歴史的曲調「GREENVILLE」の会衆賛美用アレンジです。原曲キーであるF調とともに、会衆の皆様がより無理なく心地よい音域で歌えるよう、低めのキー(Eb調、D調)の楽譜も合わせて作成し、セットにしています。
実はこのメロディー、世界中の子どもたちに親しまれている有名な童謡の旋律とまったく同じです。そのため、ピアノの前に座ると、つい左手で軽快な童謡風の伴奏を弾きたくなってしまうほど、私たちの頭には「子どもの歌」として強く刻まれています。
この有名な旋律の原作者が誰だかご存知でしょうか?讃美歌の歴史資料を遡ると、驚くべきことにフランスの偉大な啓蒙思想家・哲学者である「ジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau)」に突き当たります。彼が1752年に作曲したオペラ『村の占い師』の一節が、讃美歌の曲調(GREENVILLE)として採用されたのです。ルソーはプロテスタントの家庭に生まれましたが、後にカトリックに改宗し、最終的には無神論的・自然主義的な思想を展開した哲学者です。このように童謡や世俗オペラとして有名な旋律ですが、教会では主を崇める讃美歌として収められているため、今回の編曲では童謡のような軽さを徹底して抑え、主日礼拝にふさわしい清らかな和声の響きを持たせることに全力を注ぎました。
時に、この旋律が童謡と同じであるという理由から、神聖な主日礼拝の讃美歌として使用するのは不適切だと批判する意見もあります。しかし、私たちが歌う讃美歌の中には、モーツァルトやハイドンなどのクラシック交響曲から引用されたもの、外国の古い民謡、さらには他国の国歌だったものも数多く存在します。果たして、民謡や童謡として使われた歴史があるからという理由だけで、神を賛美する道具として不適格だと言い切れるのでしょうか。極めて興味深いことに、韓国の伝統民謡「アリラン」の旋律も、アメリカのプロテスタント教会の公式讃美歌集(米国長老教会賛美歌229番「Christ, You Are the Light of Life」)に神聖な曲調として登録され、今も歌われているのです。
(アリラン讃美歌の解説ブログ記事はこちら:[https://bit.ly/3fw8LPk](https://bit.ly/3fw8LPk) )
私たちが神にささげる賛美の真の本質とは何でしょうか。音楽という美しい衣をまとった私たちの祈りは、どうあるべきでしょうか。もちろん、世俗の退廃的な文化を教会が無批判に模倣することは警戒すべきですが、教条主義的な排他性のみを固執することもまた、キリスト者としての正しい姿勢とは言えないかもしれません。奏楽の奉仕に携わる皆様が、ただ鍵盤に向かうだけでなく、一度このような奉仕の意味を深く考察し、主と教会に対してより成熟した信仰者として立たれることを心より願っています。
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